GABA受容体に作用する薬(共通した問題を抱えている)
- バルビツール酸系
- ベンゾジアゼピン系
- チエノジアゼピン系
- 非ベンゾジアゼピン系
- エタノール(お酒、アルコール)
ベンゾジアゼピン系の問題
ベンゾジアゼピン系の問題 |
向精神薬
向精神薬とは精神に何らかの作用を与える設計をされている薬の総称です。精神科ではベンゾジアゼピン系以外にも様々なジャンルの薬が用いられております。
向精神薬 |
処方の制限
イギリスではベンゾジアゼピン系の処方期限を2〜4週間以下と定めている。日本にはベンゾジアゼピン系の処方期限を限定する法令が整備されていない。平成26年4月の診療報酬改定により多剤同時処方を制限する仕組みになった。しかし、効果は極めて限定的であったとの報告があった。
対症療法
対症療法とは表面に現れている症状にフォーカスして治療する事です。精神的なトラブルで表面に浮かび上がってきている症状はほんの一部(顕在意識は10%以下)でしかありません。そこだけを見つけ出して投薬治療しようすると上手く行きません。
臨床現場では患者の訴えを十分に聞く時間が取れません。初診時でも一人の患者に1時間かけられない。
私の初診時
- 予備問診票に記入
- 心理検査?(20項目もない質問に答える)
- 臨床心理士と面談
- 医師と面談
- 処方箋を受け取り
- 薬局で薬を受け取る
たった1時間の判断で薬を出して、2週間後にきてくださいという判断がされる。薬を出さずにもう少し話しを聞きたいので2週間後に来てくださいって言いません。医者は能力がありますから、自分が出来る選択肢をフルに使って助けようとします。それが投薬治療です。それを繰り返して患者は初診時よりも悪くなってしまいます。
対症療法になってしまうのは、医師が何をしたかという点が重視される診療報酬体系になっているからです。どういう結果を得られたのかという点を評価する診療報酬体系になっていれば、何十年もベンゾジアゼピン系や他の向精神薬を服用し続ける事をさせないだろう。
生かさず殺さず治療するのが病院経営的にはプラスになる仕組みを改めて、治療結果を評価する仕組みが医療従事者側と患者を助けることになると私は考えております。
患者は異常であるという視点
自殺したいという患者に必要なのは十分な休息です。私の経験した治療は「自殺したいと思っている貴方の精神が異常である」という立場に立っていたと思います。この姿勢が多くの患者を痛めつけています。今では「自殺したいと思ったのも無理はない。私は正常であるが故にそう思ったのだ。病院へ行く必要などなかった」 と気づいています。
不眠症になった人は正常だから不眠症になったという立場にない。例えるならば火災で火災報知機が鳴っているのに、火災報知機がうるさいからと止めてしまうような治療が行われている。不眠を訴える患者に必要なのは快眠習慣を身に付けることです。それから睡眠を邪魔している寝室の環境(光、音、振動、室温)を調整すること、後は心理療法です。
診察室は密室
病院にはカルテの開示要求に応える義務がありますが、それには費用がかかります。病院によっては拒否の姿勢を見せる場合もあるそうです。こうった状況を防ぐには、患者側も診療の記録を真剣に残すべきです。医師が話したことを記録し、お薬手帳に処方薬の記録を付ける。お薬手帳は制度的に客観性がある資料です。薬の袋も証拠能力はあると思います。
最初のひと月後、それからは半年ごとにカルテ開示要求を行っていくのも手です。拒否するようであれば、相手の態度がわかります。
目指すところはカルテを毎回持ち帰っているような状況を作ることです。密室で行われたことについて後から証言する場合は医師の発言力が強いのです。
このサイトの目的
- まだ病院へかかっていない人への啓蒙
- この問題に直面している患者への啓蒙と回復への案内
- 私(quit_benzo)の自己弁護の場
- 関係者(行政、医療業界、患者、それ以外の人々)の相互理解や学びの場
お断り
私は医師免許を持っておりません。このサイトで医療的な指示を行うことは出来ませんし、その意図もございません。このサイトの内容に責任を負うことが出来ません。ご自身の健康については慎重にご判断ください。
難しいことでも、少しの理解でちょっと安心というサイトを目指しています。
@quit_benzoさんのツイート
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